ピアサポーター

当事業所には、社会福祉士、精神保健福祉士、元教員などの資格や経験を持つ多彩な職員がいます。また他に『ピア』なスタッフもいます。

 

自らの障がいの経験を活かしながら支援

『ピア』とは「仲間」を意味します。自ら障がいや疾病の経験を持ち、その経験を活かしながら、他の障がいや疾病のある障がい者の支援を行う人を『ピアサポーター』と言います。

 

発達障がい当事者だからできること

当事業所の『ピア』なスタッフは、発達障がいの特性があり、就労に向けた福祉サービスを利用した経験もあります。現在も成人発達障がい当事者向けのセミナーなどの研修に参加しています。

利用者の方の悩みごと、困りごとを共有し、自らの経験を活かし、対応、対処などを一緒に考えることもあります。

 

「コミュニケーション力をつけたい」

発達障がいの方は「コミュニケーションが苦手、話す力をつけたい」とよく言われます。

 

集団でのコミュニケーション・トレーニング

当事業所では集団でのコミュニケーション・トレーニングも行っています。クッション言葉の学習をはじめ言語でのスキルアップ、また顔の表情や目線などを学ぶ非言語でのスキルアップなど行っています。

 

 

「他者の考えをいろいろ知ることで、自らの意識が変わってきた」

「まだコミュニケーションに苦手意識や不安はあるが、対応の仕方や受け答えを訓練することで人間関係を改善できることがわかった。また他者の多様な考え方や捉え方を知り、認めることで、辛さや嫌な思いも変わってきた。さらに自己肯定感も持てるようになった。そして就労につながった。そうした経験を少しでも、『ピア』の方たちに役立てられたらと思っています」とスタッフは語ります。